娘が生まれて3か月がたったころ。
起きている時間が少しずつ長くなり、ようやく毎日のリズムがつかめてきたころに、ふと手が止まりました。
保育園のことを考えはじめると、
迷いはさらに増えました。
見学に行けば、園によって方針も環境もまったく違います。何を大事にして選べばいいのか、わかりませんでした。
子どもの毎日にかかわることを、ひとつひとつ親が決めていく。その選択が、この子の未来を左右するかもしれない。この漠然とした不安は、きっと私だけのものではないと思います。
調べれば調べるほど情報は増え、正反対の意見も見つかって、かえって迷ってしまう。
そんなとき私が頼りにしたのは、
子どもの発達や学びを研究してきた
人たちの論文でした。
研究は、ひとつの正解を教えてくれるわけではありません。それでも、何がどこまでわかっているのかを知ることで、自分で選ぶための足場ができました。
看護師・保健師の資格をもつ私だからこそ、専門的な研究の内容をかみ砕いて、家庭で無理なく整えられる環境に落とし込むことができる。そう気づいたことが、背中を押してくれました。
正解のない子育てだからこそ、根拠をもって選び、納得して進みたい。同じように迷っている方に、その足場を手渡したくて、nockaを立ち上げました。
うまくいかないとき、変えようとする先が子どもになりがちです。けれど研究が示してきたのは、手の届く場所にあるもの、その量や置き方、一日のリズムが、子どものふるまいを大きく左右するということでした。
環境なら、今日から少しだけ変えられます。nockaはその視点を中心に置いています。
0歳から小学校入学前までの子どもにとって、一日の多くは遊びの時間です。そして遊びの中心にあるのが、絵本とおもちゃです。
何を選び、どれだけ出し、どこに置くか。家庭でいちばん手を加えやすい環境だからこそ、nockaはここから提案を始めます。
ひとつの使い方に限られないものは、子どもが自分で遊びを考える余地を残します。
年齢とともに遊び方が変わり、数年にわたって手に取られるものを選びます。
口に入れる時期も考え、素材・大きさ・仕上げを確認しています。
なぜその年齢に合うのか。発達や学びの研究をもとに説明できるものを選びます。